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日時: 2010/01/05

austriamicrosystems、高度に集積した、起動順序を設定可能なパワーマネジメント・ユニットを発表

AS3607は起動順序がソフトウェアによりプログラミング可能であるため、全体コストを削減し、基板面積を節約し、システムの設計にかかる時間を短縮します

オーストリア、Unterpremstaetten発(2010年1月5日)-民生、産業、医療、および車載向けアナログ集積回路(IC)の設計及び製造におけるグローバル企業であるaustriamicrosystems社(スイス証券取引所ティッカー・シンボル:AMS)は、高度に集積されたパワーマネジメントIC(PMIC)であるAS3607を発表して、同社のパワーおよびオーディオマネジメント・ユニットのポートフォリオを拡大させました。AS3607は、競合製品では見られないレベルの起動順序をプログラミング可能であることが特徴となっています。本PMICは、ポータブルナビゲーション・デバイス、ポータブルメディアプレーヤ、電子辞書、GPS端末、PDA、および、ARMベースのプロセッサを使用する様々な電池式の携帯型端末に適切な製品となっています。

プロセッサおよびメモリに向けた電力供給は、正確な起動順序をたどらなければ深刻な故障を引き起こしてしまいます。したがって、電圧が正しい順序で入・切することが非常に重要になります。個々のDC-DC、LDO、および充電器により構成される離散型のソリューションと比較して、AS3607ではこうしたタスクが非常に簡単になります。ソフトウェアでプログラミング可能な起動順序によりAS3607は、ミッドレンジのPMICとしてはこれまでに例を見ない柔軟性を実現しています。競合他社では、外部抵抗によって固定の起動順序を指定するPMICとなっています。

AS3607の出力電圧と、全レギュレータのタイミングは、ソフトウェアによってプログラミングされます。ソフトウェアとデモボードにより、AS3607のOTPメモリを簡単にプログラミングでき、試作品を素早く立上げ、短期間で製品を市場に導入できるようになります。ランプの傾きは、ステップダウンコンバータに合わせて設定することができます。ユーザは起動順序のタイミングの間隔を1ミリ秒か4ミリ秒にプログラミングでき、簡単にARMベースのプロセッサがすべて実行されるようにすることができます。システム内の他の部分を制御するための汎用I/Oピンを特定のタイミングでプログラミングすることができます。

「起動の順序やタイミング、そしてレギュレータの構成の変更は簡単であるため、最終段階での変更、若干の修正、新機能の追加も、AS3607ではまったく問題になりません。パワーマネジメント部分の設計をやり直したり、新しいPMICを再承認したりする必要は無く、時間とコストを節約することが可能になります」と、austriamicrosystemsのコンシューマー&コミュニケーション担当マーケティング・マネジャーのマンフレッド・コグラーは述べています。「設計者がプロセッサを変更すると決めたとしても、PMICは変更する必要がありません。ソフトウェアとレイアウトは完全に再利用が可能であり、AS3607をプロセッサの要求に合わせて簡単にプログラミングすることができます。つまり、製品シリーズの複数世代に渡ってaustriamicrosystemsのAS3607を使用することが可能になるのです。」

携帯型のシステムにおいては、電池寿命を最大限に引き伸ばし、プリント基板の面積を最小限に抑えることが重要になります。PMICはアプリケーションプロセッサと共に電池を最大限に生かすためにシステム内の電源レールを管理および最適化します。PMIC AS3607は6x6mmのQFNパッケージ内に、レギュレータ、充電器、バックライトドライバ、および監視機能のすべてを集積し、離散型のソリューションと比べ、設置面積においてかなり有利になります。

完全にプログラミング可能なパワーマネジメント・ユニットであるAS3607は、DC-DCステップダウンコンバータを3つ、RFアプリケーションに適した低ノイズのLDOレギュレータを5つ、LEDバックライトドラバを1つ、プログラミング可能な電流シンクを2つ、そして強力なリチウムイオン電池の充電器を1つ搭載しています。3つあるステップダウンコンバータは、最大95%の効率にて、それぞれ700mAの電流を実現し、電池寿命を大きく引き伸ばします。2MHzの固定スイッチング周波数により、極めて小型で薄型のインダクタを使用でき、プリント基板の設置面積を最小限に抑えられます。

AS3607は、定電流および定電圧で、最大充電電流が1Aのリチウムイオン電池の充電器を備えており、大きな電池の高速充電が可能になっています。内蔵されている電池スイッチは、充電時や外部電源が供給されている際に電池を切り離します。これにより、電池が著しく放電していたり、もしくは電池がまったくないような携帯端末でも、動作させることが可能になります。USB標準規格に準拠するために、最大電流をプログラミングすることも可能です。

内蔵されているDC-DCステップアップコンバータは、最大30Vの電圧を実現し、OLEDディスプレイやLCDディスプレイのバックライト向けLEDに電力を供給することができます。LEDの場合、列に最大8個のLEDに電力供給が可能でありながら、レジスタ経由で150uAステップの電流のプログラミングが行え、スムーズな調光を可能としています。さらに、外部からのPWM信号を利用して、2列のLEDの輝度を動的に制御することも可能です。汎用I/Oピンは、充電器のステータス、電池の低電圧、出力電圧のパワーグッド、および電源オンキーの情報を得るために使用することができます。

AS3607は、6x6 mm、0.5mmピッチのQFN36パッケージで発売され、-40℃~85℃の温度範囲で動作します。価格は、1000個で2.99ドル/個です。起動順序が設定可能な新パワーマネジメント・ユニットである本製品に関してさらに詳しい情報をご希望の場合には、下記のURLをご覧ください。
www.ams.com/Power_Management_Unit/AS3607

austriamicrosystemsは、ラスベガスにて2010年1月7日~10日に開催予定のCES 2010の展示外別室において、同社の高度に集積されたパワーおよびオーディオマネジメントIC製品シリーズを展示いたします。

austriamicrosystemsについて
austriamicrosystemsは高性能アナログICの設計・製造における業界屈指の企業であり、約27年にわたり蓄積されたアナログ製品の設計能力や、アナログシステムに関するノウハウと、最新鋭の製造および試験設備のすべてを活用してその活動を行っています。低消費電力設計と高精度設計に関する卓越した専門知識を活かして、業界でも最高品位の標準アナログ製品、およびカスタマイズされたアナログ製品を提供しております。世界全体で1000名以上の従業員を擁し、民生、産業、医療、そして自動車業界におけるパワーマネジメント、センサーおよびセンサーのインタフェース、携帯音楽プレーヤ、そして車載アクセス関連の分野に注力しております。また、ファウンドリ・ビジネスにおいてもこのような分野への事業を強化しております。austriamicrosystemsは、チューリッヒのスイス証券取引所(SWX)に上場(ティッカー・シンボル:AMS)しています。詳細については、ウェブサイトwww.ams.comをご覧下さい。

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