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日時: 2010/03/29

austriamicrosystemsの電池管理データ収集のためのフロントエンドICの新製品が、市場でも最高の精度を実現

柔軟性が極めて高く、多重チャネルであるAS8510は、一般自動車、ハイブリッド自動車、および電気自動車における、電圧、電流、および温度の同時測定に向けて、独自のゼロオフセット機能を有しています

オーストリア、Unterpremstaetten発(2010年3月29日)-高性能アナログ集積回路(IC)の設計及び製造におけるグローバル企業であるaustriamicrosystems社(スイス証券取引所ティッカー・シンボル:AMS)は本日、GNDレベル付近の微小な信号を正確に計測することが求められる、車載用バッテリーの電流、電圧、温度検出を行うアプリケーション、および一般的なセンサ用インタフェースのアプリケーション向けの、高精度のデータ収集フロントエンドICであるAS8510を発表しました。

柔軟性の高いセンサ・インタフェース用ICの新製品である本製品は、オフセットとノイズレベルが1LSB以下で、初の16ビットのデュアルチャネルのADC + PGAアーキテクチャーを持つ製品です。これらを実現するソリューションとして開発された製品となっています。設定の自由度が高いAS8510は、個別のニーズに合わせてカスタマイズが可能であり、そのため、現在~将来に渡りバッテリー管理のアプリケーションに幅広く対応できます。AS8510を、austriamicrosystemsの「システム・ベーシス・チップ」や、マイクロコントローラと組み合わせることで、バッテリーセンサのハイサイド検出、ローサイド検出共にシステム構築の半導体ソリューションとして実現することができます。
尚、数量が大きい場合、2.8ドル以下でこれが可能となります。

データ収集のフロントエンドICであるAS8510は、個別のアナログ入力チャネル用に2つの16ビットADC搭載で、それぞれのサンプリングレートを個別にプログラミングすることができます。それぞれのチャネルには、低ドリフトの、プログラミング可能な利得増幅器(PGA)が搭載されており、+/- 160 mVの信号を扱えます。また、PGAをバイパスした際は、0~1Vの信号範囲で検出できます。そのため、mAレベルからkAレベルに至るまでのバッテリー電流を、100 μΩのシャント抵抗から計測することが可能となっています。高線形のシグマデルタの構造と、広範囲に渡るサンプリングレートにより、AS8510は、EV(電気自動車)の用途に向けて、柔軟性高く対応します。オフセットの自動ゼロ調整機能(両チャネルとも)により、精度の高い計測を、低いシャント抵抗値(~100 μΩ)と共に実現します。また、その挿入損失は考慮不要なほどに小さな値です。さらに、アクティブ・ウェイクアップのための電流モニター機能付きの低電力スタンバイモードなど、多彩な動作モードも装備しています。

「これまで以上に精度高く、効率良くパワーマネジメントを行いたいというニーズは、バッテリーにより電力を得ているデバイスの市場が爆発的に拡大していることにより後押しされています。中でも、電気自動車はその最たる存在となっています」と、austriamicrosystemsの自動車向けセンサインタフェースおよびSBC(システム・ベーシス・チップ) ASSPの製品マネージャーであるマンフレッド・ブランドルは述べています。「AS8510を利用することで、設計担当者は最も高い精度と、広範囲のアプリケーションで求められる柔軟性を手に入れることが可能になります。さらには、austriamicrosystemsのLINコンパニオンICと低コストのマイクロコントローラを追加することで、自動車向けアプリケーションにおいて、進化を続ける分野でも、低い価格とより良い性能を実現した上で、製品化までの時間を短縮することが可能になります。」

AS8510は、12Vのシステムにおいて、専用のレベルシフトのコンパニオンICと連結して、バッテリーのアース端子もしくはプラス端子で、電流シャントセンサと共に作動します。あるいは、一般的用途のセンサのインタフェースにおいて、GNDレベル付近の微細な信号を精度高く計測する目的で利用することも可能です。完全差動入力により、AS8510は、GNDレベル以上では300 mV、そして、GNDレベル以下では160 mVのコモンモードで、差分信号を測定することができます。また、2チャネルのアーキテクチャーにより、「デルタ・バイ・シグマ」のようなデジタル・エラー・コレクション技術や、ブリッジ電流・ブリッジ電圧をキャプチャーして、その後に外部のマイクロコントローラ内でエラー・コレクションを行う技術などが実現可能となります。さらに、AS8510はスタンバイモードにおいては、たった40 μAの電流しか必要としません。

高精度データ収集デバイスであるAS8510は、異なる2チャネルを同時動作するように設定したり、シーケンシャルな測定のために2つのシングルエンドを使用して1つの差動チャネルを多重化構成することができます。電圧や電流を計測するのに加えて、AS8510は、オンチップの250 μAの電流源により電力を得ているような、内部のセンサもしくは外部の温度センサを利用して、温度を正確に計測することもできます。AS8510は、高精度リファレンス電圧を内蔵し、統合されたデジタルローパスフィルタ、オンチップの精密発振器、および4線式のSPIインタフェースを搭載しています。

AS8510は、SSOP20のパッケージにて販売され、3.3ボルト~の電圧で、-40~+125°Cの動作温度で作動します。

価格と現在の販売状況
サンプルをご用意しています。価格については、お問い合わせください。

技術サポート
AS8510を急速起動するためのアダプタボードや、12V~の端子向けに、電圧、温度、および電池電流を計測するための評価システムをご用意しています。価格については、austriamicrosystemsまでお問い合わせください。AS8510に関するさらに詳しい情報や、サンプルをご要望の場合には、次のURLをご覧ください。
www.ams.com/Battery_Mgmt/AS8510.

austriamicrosystemsについて
austriamicrosystemsは高性能アナログICの設計・製造における業界屈指の企業であり、約27年にわたり蓄積されたアナログ製品の設計能力や、アナログシステムに関するノウハウと、最新鋭の製造および試験設備のすべてを活用してその活動を行っています。低消費電力設計と高精度設計に関する卓越した専門知識を活かして、業界でも最高品位の標準アナログ製品、およびカスタマイズされたアナログ製品を提供しております。世界全体で1000名以上の従業員を擁し、民生、産業、医療、そして自動車業界におけるパワーマネジメント、センサーおよびセンサーのインタフェース、携帯音楽プレーヤ、そして車載アクセス関連の分野に注力しております。また、ファウンドリ・ビジネスにおいてもこのような分野への事業を強化しております。austriamicrosystemsは、チューリッヒのスイス証券取引所(SWX)に上場(ティッカー・シンボル:AMS)しています。詳細については、ウェブサイトwww.ams.comをご覧下さい。

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